先日、ユーラシア旅行社の「ヨルダンの至宝ペトラと聖地エルサレム9日間の旅」より帰国致しました。イスラエル・ヨルダンと聞くと、何だか危険な国とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、現在は治安も安定しており、安心してご旅行をお楽しみ頂くことが出来ます。今回のツアーのメインの一つが、何といっても、ヨルダン「ペトラ遺跡」の観光です。丸一日をこのペトラ遺跡の観光に使います。朝、遺跡の入口で驚いたのが、本当に様々な国の方が、この遺跡を訪れているということです。ヨーロッパ、アジア、様々な言葉が飛び交います。ペトラは今、世界中から注目されている遺跡なのだと実感します。
まず、見えてくるのが、エジプトの影響を受けて造られた『オリベスク墳墓』。隊商が行き交ったこのペトラで、ナバテア人達は主にエジプト、ギリシャ、ローマなど、様々な文化の影響を受けました。
しばらく進むと、シークと呼ばれる狭い谷を通過します。高いところでは100メートルにもなる大迫力の崖に圧倒されます。この辺りの地層は、様々なミネラルを含んでおり、地層毎に様々な色合いの縞模様を楽しむことが出来ます。このシークには、農業用と飲料水用の2本の水路が通っており、当時の治水技術に驚きます。その後も、「ドゥシャラ神祭殿」「男性とラクダの彫刻」などがご覧頂けます。
そして、いよいよ見えてくるのが、「エル・ハズネ」!近くまで来ると、ガイドさんが、「では皆さん、2列に並んで、下を向いて歩いて下さい。」と言い、私達は、期待に胸を躍らせながら一歩一歩進みます。「はい。上を見ていいですよ!」ガイドさんの声と同時に顔を上げると、岩の合間から薔薇色の「エル・ハズネ」が顔を覗かせます。私たちが訪れた時は、丁度、岩に日が当たっている時間!言葉通り、本当に薔薇色に光り輝く「エル・ハズネ」を目にすることが出来ました!この後も、様々な見所が続きます。頂上の「エド・ディル」までは、750段ほどの石段を登りますが、今回のツアーでは全員が「エド・ディル」まで辿りつくことが出来ました。岩の合間から見える「エル・ハズネ」も大変美しいですが、青空を背景に堂々と建つ「エド・ディル」は力強く、とても壮大です。
今回のユーラシア旅行社のツアーでは、イスラエルとヨルダン両方の国を訪れました。ヨルダンでは、ペトラ遺跡以外にも、様々な遺跡や史跡を訪ねます。
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また、塩分約30%もある「死海」にプライベートビーチを持つホテルに宿泊しますので、死海浮遊体験や泥パックを楽しむことが出来ます。死海は豊富なミネラルを含むため、死海に入った後の肌は、驚くほど、しっとりすべすべになりますよ!
イスラエルでは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地であるエルサレムに2連泊し、「嘆きの壁」や「岩のドーム」、「聖墳墓教会」などを訪問します。「嘆きの壁」では、石と石の間に何やら、小さい紙がたくさん挟みこんであります。ここに願い事を書いた紙を挟むと願いが叶うのだとか!皆さん何を書かれのでしょうか?
3つの宗教の聖地であるエルサレム。異なる宗教の文化が街の中で、とても良く共存しているかと思えば、やはり、「岩のドーム」へ向かうセキュリティー検査では、他の宗教を象徴する聖書などを持ち込むことは厳しく禁止されています。現地の人々が宗教に対してどのような考え方を持ち、どのように行動しているのか、実際に見て感じることが出来るのも、旅行の大きな楽しみのひとつだと思います。
イスラエルもヨルダンも、石の文化を持っているので、その歴史を現在でもしっかり見て確認することが出来ます。両国とも雄大な歴史があるとても奥の深い国でした。(中野)
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